本松鍼灸整骨院 の日記
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施術の成果、M様の場合その1
2023.09.25
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今年3月に咽頭がんの手術をされて、入院中にはリハビリを受けられていました。
当院への初療は退院直後の4月下旬、左頭部から頸部さらに左上肢にかけて神経症状が残り、左肩関節の拘縮が生じている状況でした。退院後は通所でのリハビリが必要とのことでしたが、市外への通院が大変ということで、「なんとか左腕が挙がるように・・」とご要望があり、近所である当院で継続して施術を行うことになりました。
施術開始間もないころに撮影した画像ですが、左肩関節の外転(左腕を真横に挙げる運動)は45度以下となっています。筋力低下だけが原因ならば、ここから介助運動でさらに上まで挙がるのですが、これ以上の挙上は頸肩腕部に激痛が走るので、他動的にもこれ以上の外転は不能でした。
この状況で可動域を広げるには、筋力増強とともに疼痛を緩和していくことが必要となります。
リハ業界の方に怒られるかも知れませんが普通のリハでは対応出来なかったのではないでしょうか。
鍼灸治療で疼痛を緩和しながら可動域訓練を行っていくことをM様にご理解頂き、施術を開始しました。
